DOS & DON'TS




THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE








マジでやばい!ニューヨークを本拠地とする 俳優PJランソンはインディーのカッコよさを 象徴しているが、若い俳優と違い彼には、 そんなことどうでもいい。彼はカッコよすぎ てそんなことに気を煩わせない。

HBOのザ・ワイヤーからラリー・クラーク の異論の多いケン・パークに出演したPJは、 今何をしているって?ニューヨークに帰って ボケーッとしてる。これは映画業界に「ファ ック・ユー」と言っているのと同じだ、我々は 100%彼を応援している。ブランド?デップ? 聞いてるか?

「俺にとって演技は最も高い芸術の形式 だ」とPJは言う。「一番大切な要素は完全に 深入りすることだ。演技は俺の人生、そのた めに死んでもいい。俺はなんにでも出るわけ じゃない。特に赤ん坊が出演するモノには絶 対出ない」

役者は天職でもある。PJは生まれた時か ら役者になりたいと分かっていた。ほとんど の人は二十歳ぐらいになるまで何になりた いか分からない。「俺は役者として子宮から 出てきた」とPJは言う。「成長するものじゃな い。運が良かったから、生まれつきなんだ、そ して忍者のように死ぬまで技術を向上させ るんだ」

トレーラーの中に一日中座り、たまにディ レクターに指示されセリフを繰り返す役者 のどこに彼は魅力を感じているんだ?これ は重要だが「芸術家はどうして芸術を造る の?」と聞くのと同じだ。本物の役者には選 択権がない。体中の毛穴からスタイルと技 法がにじみ出てくる。一週間もかけ南部やイ ギリスの発音を身につけることだってある。

PJは確かにアツい。彼の顔を見ろ。暗い秘 密を感じさせるアングル。あの体、大理石か ら彫られたようだ。金持ちのロリコンがバー モントにある別荘に呼びたがるようながっし りとした、ラフな魅力を持つ。だが彼にはそ ういう注目は無用。「俺のルックスは生まれ つきだ」とPJは腕を組み、ムッとしながら言 う。「俺はハンサムな顔を選んだんじゃない。 技巧を磨きたいだけだ。最近、本を沢山読ん だり、呼吸法の修行をしている。精神を次の 役に向けて準備しているんだ」

みんな手出しをするな、PJランソンはマジ で本物だ!

TEXT: HANK SKIN / PHOTO: TIM BARBER