DOS & DON'TS




THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE







メアリ・ケイ・ルトーノー。こんな先生だったらいいよな。 Photo: AP



私は知っている、なぜなら私もその一人だから


17年間公立学校と言う名の動物園で教師として生きてみて、私は、何が自分にとって適任なのかを見つけだした。そこで私は“才能のある”子供を集めたクラスだけを教えることにした。私が担任をするクラスは17人の女子生徒と4人の男子生徒から成り立っている。そのな かの1人だけがアジア系でない(インド人、パキスタン人も含め)。

私はこの世界では新人である。「ギレスピー先生、どうやったらもっと勉強ができるようになるの?」など、こんな質問には戸惑うばかりだ(「成績は平均して88点だけど、頑張れば90点くらいになるんじゃない?」と答えたり)。

2年前の動物達と一緒だったときは、1度たりとも教えることはなかった(教えることをしなかった?)。どうかこれをこの言葉のまま理解してほしい。1分たりとも教えた事はなかった。「こっちに来なさい」とか「静かにしなさい」などと言うことに私は時間を費やしてきたのだ。

でもなにが最高かって、今の私のポジションはただ単にこの学校に有能な教師がいないから私に回ってきただけということ。昨日2時間ほどのミーティングをしたのだが、みんな彼らの会話を聞いた方がいい。

「スペルをはじめに教えて、その後に文法を教えるべきか?それとも文法を先に教えるべきか?」「単に英語を先に教えるっていうのはどうだい?スペルも文法も含まれているじゃないか!」

学校で唯一コンピューターの知識を持っている私は教師のためによくセミナーを開き、馬鹿げた質問に答えてあげていた(その馬鹿げた質問はコンピュータークラスの教師からよく出されるのだ)。

セミナーを開いた後に、面倒くさがって出席しなかった教師達からよくむかつく電話がかかってくるんだ。ひとつギョットするような内容の電話を教えよう。

「コンピューターが動かないの。何も反応しないのよ」
「コンピューターの電源はオンにした?」
「どうやってオンにするの?」
「あなたのコンピューターはマックでしょ?キーボードの右上のボタ
ンを押すと電源がオンになるはずだよ」
「キーボード?何それ?どこにあるの、それ?」(これは決して冗談な んかではなく、本当に彼女が言った言葉)
「あなたの目の前にあるはずなんだけど...レポートを書くときにタイプするよね?そのタイプするものだよ?」
「ああ、わかった、これだわ」
「それじゃあその右上のボタンを押して」
そして私はゴーンという彼女のマックがスタートした音を聞いたのだ。私にとって典型的な教師とはこういうものだ。全くもって教師達はバカである。

HARRY GILLESPIE Gillespieはカリフォルニア州オークランドの公立学校の教師である。